5か月れんぞく、毎月更新予定!

2025年3月~2025年7月まで、算国理社英の科目男子の

ここだけの小話をちょっぴり公開するよ☆


ふだん、まどかと科目男子のみんなは、

どんな感じでテスト勉強しているの……?


今月の更新は――社会レキ!


開催中の「第1回 科目男子グランプリ」の投票とあわせて、よろしくね!

 


゚+:ꔫ: ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ :ꔫ:+゚


「平安時代の貴族って、和歌(短い詩)をよんで愛をつたえてたらしいよ」

「へ~! そうなんだ!」

「三十一音のラブレターに想いをこめる。当時は、和歌がうまいとモテたんだって!」

 たのしそうに笑うレキくん。

「レキくんが平安時代の貴族だったら、やっぱり、今みたいにチャラかったのかな?」

「どうかな? じゃあ、ためしに貴族になりきって、まるちゃんに一句プレゼントするね」

 ふいに、レキくんが真剣な表情になった。

 ドキッとして、息をのんでたら――。

「――大好きだぜ、まるちゃん」

 甘いささやきに、キザなウインク。

 おもわず、ガクッとずっこける。

「和歌じゃないじゃん! しかもチャラい!」

「ま、おれはたとえ平安貴族だったとしても、愛はストレートにつたえる派ってこと~」

 ふたりで笑いながら、わたしはフカクにもときめいた胸に、こっそりと手を当てた。