第12回 角川つばさ文庫小説賞 贈賞式レポート

3月24日(日)埼玉県のところざわサクラタウンで、
第12回角川つばさ文庫の贈賞式が行われました。
贈賞式には、【一般部門】の受賞者のお2人と
【こども部門】の入賞者19人が、
ご家族といっしょに参加されました。
対面での開催は、じつに約4年ぶり!
ほんとうにすてきな式になりました。

第12回角川つばさ文庫小説賞の【一般部門】では、2作品が【金賞】を受賞しました。
1作品目の『かわいいもの同盟!』は、かわいいものが大好きな女の子が主人公の物語。
ある日、学校で人気のクール男子が「かわいいもの好き」というヒミツを知ることになります。
しかも、「うさぎのマスコットをおそろいでつけているフリをしてほしい」とたのまれて……?
2作品目の『アオハルチャレンジ!』は、SNS上で出されるお題に対し、青春っぽい写真や動画を上げる「#アオハルチャレンジ」にハマる女の子が、同じ部活の男の子といっしょに、お題をクリアしていくストーリーです。
選考委員の本上まなみさんは、『かわいいもの同盟!』について、「本当の自分となりたい自分、その心の動きやみずみずしさを描けている」と選評を述べられました。また『アオハルチャレンジ!』について、「つばさ文庫読者もきっと関心のある、SNSを活用していく良いお手本」と述べ、「どちらの作品も、人物描写などがよく書けている」と総評を述べられました。

こども部門の各賞受賞者、そして入賞者のみなさんも、お1人ずつ壇に上って、選考委員の藤 ダリオ先生とつばさ文庫の編集長から直接賞状を受けとっていただきました。
編集長は、「集まった作品はどれも個性にあふれており、自由で枠にとらわれない、小説の可能性と未来を感じました」と総評を述べました。
さらに、選考委員の宗田 理先生からは、「大人も子どもも、男の子も女の子も、アッと驚く作品を期待しています。おめでとう」と、ビデオメッセージをいただきました。
そして、最後に選考委員の藤 ダリオ先生から「今日受賞したみなさん、これからもたくさん物語を書いて、ぜひ大人になったときにつばさ文庫でも書いてほしい」というコメントと共に、締めのごあいさつをいただきました。

こども部門のグランプリ、準グランプリ、そして特別賞受賞の計7作品をまとめた小冊子『みらいのつばさ』が、今年も受賞者への記念品として配られました。
2024年の夏休みには、
第13回角川つばさ文庫小説賞が行われます。
次の受賞者は、あなたかもしれません。
熱意のこもった原稿を、心よりお待ちしています!
※第13回角川つばさ文庫小説賞の作品募集は、2024年7月1日から開始します。
もう少しまっていてくださいね!