みんな、本が大好きだよね!
ところで、どうやって1さつのつばさ文庫ができるのか、
みんな知ってる?
今日は『スイッチ!』のまつりと、『こちパっ!』のゆのが、
『スイッチ!×こちらパーティー編集部っ!』の本ができるまでを、
取材してきたよ!
写真もいっぱい。ぜひぜひ読んでみて〜☆
(テキスト:深海ゆずは)
まず、作家の深海ゆずはさんと、つばさ文庫編集部の担当者Aさんが打ち合わせをします。
…………って。
ダメな大人が2人で、大声でもりあがってるだけに見えますけど。
私的には、ぜんぜん美しくありません。(キッパリ)
「天下をとるぞーっ!」「とるぞーっ!」とか言ってるしね。
良い大人が……。
パッと見、これで大丈夫なのか不安になります……。
いやいや、これが大事なんだって! チキンハートの深海さんのテンション上げて、書かせる作戦なんだよ! さすがAさん、私も見習わないと!(メモメモ)
「完成する」って簡単に書いてますけど。
ここにくるまで、担当Aさんはすご—————く大変だったらしいですよ?
しおりちゃんが、「Aさんに死相が出ていました」って言ってたよ。
あっ、ここからはあたしが!
印刷所に入れると、つばさ文庫の小説と同じ体裁で、小説をプリントアウトしたものを出してもらえるんだよね。
これを「ゲラ」っていうの。
このゲラを、校正さんに読んでもらうんだ!
……なんか、エンピツで色々書き込まれていますけど、これは?
校正さんからもどってきたゲラ……ですか?
おぎゃ———っ!
それは「これ、誤字じゃないですか?」っていう指摘なの。
校正さんは、「初校」と「再校」の2回、ゲラを読んでくれるんだけど、毎回エンピツの指摘が書かれてて、深海さんも「ぎゃーっ!」って言ってるよ!
今回は、私とゆのさんが入れ替わったせいか、初校では、ところどころ「私」と「あたし」も入れ替わっていて。
校正さんの指摘を受けて、直したそうですよ。
相変わらず深海さんは、ウッカリさんですよね。
うぐっ。
同じくウッカリ女王としては、何もコメントできない……っ! ウッカリ人間的に、校正さんは本当に神様です。(土下座)
それを、赤字で書き写して、印刷所に「ゲラ」をもどすと、完成に近づいていくというわけですね!
なんですかね、このヘッポコな絵は……?
担当Aさんの書いた、カバーの「ラフ」らしいよ。
これをもとに、加々見絵里さんと、榎木りかさんが描いてくださったのが……!!!
ぎゃ————っ!!!
美しいいいいいいいいいいいい!
わたしたちが、絵になってますぅぅぅ!!!
うっうっうっ。プロの絵描きさんって、本当にすごいね!!!
嬉しくて涙ぐんじゃうよ。
さて、加々見さんと榎木さんから上げてもらった絵を、デザイナーさんにお願いすると……じゃーん!
ひゃ————っ!!!
なんですかっ、いろんなバリエーションがありますよ!?
こうやって、いろんなトリミングや、背景で作ったものを、編集部のみんなで見くらべて、どれがいいか決めてるんだって!
……デザイナーさんも、すごいお仕事ですねえ……。
そしてそして!
デザイナーさんから頂いたデザインデータを印刷所に送ると……。
印刷所から、つばさ文庫に実際に刷られる紙に印刷されて、出てくるんだ!
これを「色校正紙」って言うよ!
わーっ、あらためて見ると、とってもキレイです!
このはじっこの線はなんですか?
ここは、印刷したあと、製本所っていうところが、紙を切って、「製本」してくれるんだけど、そのときに「ここで切るよ」っていう目印になるの。
「トンボ」っていうよ。
今回は、あたしがこの「トンボ」にものさしを当てて、切ってみるね。
ゆのさんっ。不器用すぎませんか!?
手を切りそうですっごくコワイ!!
ううっ。よくそれ、言われマス……。
できました————っ!!!!
こんな感じで、本ができるってわけですね。
ダメな大人2人から、こんな立派な本ができるんだから、支えてくださっている、絵描きさんやデザイナーさんや校正さんたちが、本当にりっぱです……!!!
そうだよ、今日は紹介できないけど、できあがった本を倉庫で管理してくれる人や、書店から注文を受けて、届けてくれる人、もちろん書店員さんたちなど。
1冊の本が、みんなの手に届くまでには、たくさんの人がかかわっているんだよね。
というわけで。
ゆのさん、ここはわすれずにCMしましょう!
はっ、うっかりわすれてました!!!
今日紹介した『スイッチ!×こちらパーティー編集部っ! 私たち、入れ替わっちゃった!?』が、発売されます!
表紙のイラストでは、あたしたちが制服を入れ替えてるけど、小説の中では……
ななななんと、わたしとゆのさんの「中身」が入れ替わってます!
しかも、まつりさんが『ジョーカー』の3人にはヒミツにしてくださいなんていうから、もうほんっと————に大変だったんだから!
すみません、でもパーティー編集部だって、それはそれは大変だったんですよっ!……というわけで。
絶対読んでくださいねっ!!
感想もお待ちしております!