つばさ文庫ファン感謝祭



この日の気温は35度超え!
猛暑の中にもかかわらず、みなさん元気にいらしてくださいました。
開演前には作家さんに聞きたい質問事項を
アンケート用紙に書いていただきました。
真剣に書き込んでくださっている姿が、とても印象的でした。

いよいよイベントスタート!
作家さんたちの入場で、ある驚きの事実が発覚したようで…?


みなさんこんにちは。『こわいもの係』が完結して早5カ月、
そろそろみなさんに忘れられていないか不安ですが、
今日はよろしくお願いいたします。


みなさんこんにちは。
今日は暑い中お越しくださってありがとうございます。
実は…僕の相方で一緒に『恐怖コレクター』書いている作家は男だったんです!
彼とは知り合って10年になりますが、初めて顔を合わせるまで、ずっと女性だと思っていました。
今日来てくれた人も女性だと思っていた人いるんじゃないですか?
(かなりの数の手があがりました!)
では…その男だった先生に代わりましょう。


みなさんこんにちは、男だった佐東みどりです。
僕はいつも鶴田監督と2人で一生懸命本を作らせてもらっています。
今日はよろしくお願いいたします。


みなさんこんにちは。
私はいつも家に引きこもって、このシーンがキュンキュンくるかな、格好いい石黒くんを書かなくちゃ、と悩みながら『1%』を書かせていただいています。
これも応援してくれているみなさんのお陰です。ありがとうございます。
今日は短い時間ですが、みなさんと楽しい時間を過ごしたいと思っています。
よろしくお願いいたします。



最初のコーナーは「作家さんのひみつをあばけ!」
子ども時代のエピソードや、人気シリーズの裏話に迫ります。


Q.小学生のとき、どんな子どもでしたか?


今もですが、スポーツはできませんでした。
勉強は中の上くらい。そぼくな男の子で、教科は算数が好きでした。
国語は、教科書を4月にもらうじゃないですか。
読むことが好きだから、そのときに全部読むんです。
そうすると授業のときにはもう知っているから、つまらない。
だから国語は嫌いでした。


すごく田舎に住んでいて、家の前がレンコン畑でした。
よくそこでザリガニを釣っていました。
あとは、友達と畑の中にいたもぐらをつかまえるなど、奈々ちゃんとは大違いの、野生児みたいな子ども時代を過ごしていました。


小学3年生のときに幽霊を見て、そこから幽霊や怖いものに興味を持ちました。
当時本屋さんに行くと『恐怖の心霊写真集』という大ベストセラー本があって、そういうものを見るのが楽しくてしょうがなかったです。
それが『恐怖コレクター』にもつながっていると思います。


僕は田舎出身なので田んぼしかなくて、10人くらいの友達と田んぼで遊んだり、自然の中で走り回ったり… 勉強した記憶があまりなくて、いつも親に怒られていました。そういう所にいると、怖い話とか、不思議な話、都市伝説をみんなで話すんですよね。
そういう話は心に残っていて、今思えばそれが活かされて作品になっているな、と思います。


Q. (参加者の方からの質問)どうしてそのペンネームにしたんですか?


私は日本の昔話や、いわゆる古典と言われるものが大好きです。
古事記の中に「木花咲耶姫(コノハナサクヤビメ)」という人が出てきて、すごく名前がきれいだなと思っていました。
その人は絶世の美女なんです。
彼女にあやかって、美しい物語を書いていけたらいいなと思って、コノハナヤクヤビメをもじって、花は桜が一番好きなので、「このはなさくら」にしました。


床丸迷人をひらがなに直して後ろから読むと、僕の本名です。
僕はデビューすると思っていなかったので、未だにもっと格好いいペンネームにすれば良かったと思っています。


「おりのたるつ」をひっくり返すと鶴田法男に…違いますよ!本名です!


東京に来た時、あるテレビ番組で、放送作家を作ろうという企画がありました。
ちなみに放送作家とは、テレビの台本を作ったり、クイズを作ったりする人のことです。
その番組の内容は、一般の人30人を集めて、放送作家になるための合宿をさせてデビューさせようというものでした。
その時、僕は素人でしたが、これで放送作家になれるかも、と思って応募したら通って、その番組内で着ていた服の色が、緑色でした。
この番組がきっかけでデビューできたので、その色にあやかって「みどり」としました。
自分では女の子っぽい名前になっていることに気づいていなかったです。

他にも盛り上がる質問がたくさんありました!



続いてのコーナーは、「つばさのあゆみ」。

「あゆみ」とは、ズバリ通知表のこと!
このコーナーでは、担当編集者から作家さんへ、通知表がプレゼントされました。
その中から、「担当編集者のコメント」を一部ご紹介します。

床丸先生:角川つばさ文庫小説賞大賞を受賞されて以来、はや5年。
デビュー作の『四年霊組こわいもの係』は、発売直後から、大ブレイク。
小説のおもしろさはもちろんですが、あとがきから伝わる、床丸先生自身のおちゃめさも、ファンにとって、大きな魅力です。
これからも、おもしろい小説を読ませていただけることを、心から期待しています。
佐東先生・鶴田先生:おもしろいネタは出しおしみしない!
読んでくれる人たちに楽しんでもらうため、たくさんのアイデアを出し、何度でも原稿を書き直す姿に励まされています。
これだけ本気で、全力で取り組んでいる『恐コレ』がおもしろくないわけがない!
これからもいっしょに、フシギの旅を追いかけさせてください。
このはな先生:大人になると忘れてしまう子どもの心情を描く力が、なによりも魅力の作家さんです。
各キャラの性格をしっかり把握しているため、こちらから何かご提案した際に、
「この子はこういう性格なので、それは違うと思います!」とはっきり言ってくださる姿がいつも頼もしい!
これからもたくさんの読者をキュンキュンさせてくださいね。


作家さんたちには秘密の、サプライズ企画だったこのコーナー。
読み上げの最中には、先生から思わずガッツポーズが出るなど、
大変盛り上がりました!

続いて、来場してくださったみなさんも楽しみにしていた、
レアグッズの当たる大抽選会!



床丸先生からは、サイン入り「こわいもの係ファンブック」と、おすすめの一冊である『冒険者たち』のサイン本、主人公友花のモデルとなったお嬢さん(リアル友花)のサイン入り愛用ノートのセットを。
佐東先生・鶴田先生からは、全国に500枚しかない『恐怖コレクター』のPOPと、
お2人が使っているものと同じノートを。両方にサインを書いて下さいました!
このはな先生からは、あさば先生・このはな先生二人のサインが入った『いみちぇん!×1%』のPOPと、このはな先生が主人公奈々と同世代のときに好きだった紙石鹸にメッセージカードをつけたものを。合計6名の方にプレゼントしました。
当選されたみなさん、本当におめでとうございます。



イベントの最後には、作家さんたちから
素敵なメッセージをいただきました。


これからも角川つばさ文庫をどうぞよろしくお願いいたします。


『恐怖コレクター』は正直言いますと、最初3巻くらいで終わると思っていました。
それが今、10巻目の執筆をしております。
何巻まで続くか分からないですし、僕も佐東みどりもこんなに長く続くと思っていなかったので、どうなるかさっぱり分かっていません。
読者のみなさんと一緒にこれからも作っていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。


佐東みどりが男だということをみんなに伝えてもらえれば、と思います。
今日はありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします!


『1%』も『恐怖コレクター』と同じ時期に始まりまして、この夏で3周年になりました。
こんなに長く続けてこられたのもみなさんのお陰です。
これからも、みなさんがキュンキュンしてもらえる話を作っていこうと頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。
今日はありがとうございました。

先生方、ありがとうございました。



最後はハイタッチ会!

来場されたみなさん全員と、作家さんたちがハイタッチをしてお別れとなりました。
お手紙やプレゼントを渡したり、日頃の思いのたけを伝えたりと、
みなさん、作家さんとの最後の時間を楽しんでいただけていた様子です。
またこの日は、会場近くのブックファースト阪急西宮ガーデンズ店さんに角川つばさ文庫の特設会場を設けていただき、
登壇した先生方のサイン本を販売しました。
こちらにもたくさんの方々が足を運んでくださり、
先生方もとっても喜んでくださいました!

いらしてくださったみなさん、本当にありがとうございました!