編集部からのお知らせ

作家の宗田理さんが、2024年4月8日、95歳でお亡くなりになり1年がすぎました。

宗田さんには『ぼくらの七日間戦争』に始まるシリーズ累計2000万部を超える「ぼくら」シリーズや、たくさんの作品をご執筆いただきました。宗田さんは、つねに子どもたちを応援し、未来の世代への願いを作品にこめられました。

一周忌にあたり、あらためて、宗田理さんの長きにわたる作家活動に最大の敬意と感謝を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。



宗田理さんは長い間、角川つばさ文庫小説賞一般部門の選考委員をつとめていただきました。
2025年3月23日に行われた「第13回角川つばさ文庫小説賞贈賞式」に、宗田理さんのご子息、宗田律さんからお手紙をいただき、朗読させていただきました。つばさ文庫読者のみなさんにもお手紙を紹介させていただきます。

宗田理の小説は、自分自身が子どもの頃に夢中になった「宝島」や「アラビアンナイト」などの名作から多大な影響を受けています。今の子どもたちにも、心の中にずっと残り続けるような、ワクワクドキドキが満載の、胸踊る物語とめぐりあってほしい。父は例年、そんな想いで、つばさ文庫小説賞一般部門の選考にあたっていました。この小説賞から、いくつもの人気シリーズやたくさんの人気作家さんが生まれたことは大変な喜びだったのではないでしょうか。
こども部門の作品も大好きでした。発想が自由で、表現が今までになく新しい。大人の世界の常識を遥かに越えているからです。こども賞受賞作品は、届けばすぐに、うれしそうに感心しながら読んだものです。贈賞式の会場で、一般部門の受賞者の方はもちろん、小中学生の作者のみなさんと会話できることをいつも本当に楽しみにしていました。
そんな父のことです。今日もきっと、みなさんの晴れ舞台を、空の上から見守っているに違いありません。穏やかな笑顔をたたえながら。
父とともに、角川つばさ文庫小説賞の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。 宗田 律

『ぼくらの七日間戦争』(角川文庫)が1985年4月に刊行されて40年になりました。
ぼくらシリーズの新刊やイベントなどのニュースを、ぼくらシリーズ大人気ページでも発表予定です!
ぜひ、楽しみに読んでみてください。


『ぼくらの七日間戦争』内容紹介

中学1年のクラスの男子全員がいなくなった! 男子はどこへ? 
彼らは、廃工場に立てこもり、子どもだけの世界、「解放区」を作る! 
そして、廃工場の外にいる女子生徒と力を合わせ、奇想天外な大作戦を始める!
間違った大人の行動や、理不尽には従わない!
子どもだって大人たちに挑戦することはできるんだ!
七日間のぼくらと大人との戦いの行方は?

お父さんも、お母さんも、先生も、10代に読んだ。
宗田理さんの大ベストセラー&大傑作エンタテインメント!

宗田理さんの代表作! 大ベストセラー!



『ぼくらの七日間戦争』
作: 宗田 理  絵: はしもと しん

宗田理さんの「ぼくら」シリーズ最新刊!



『ぼくらの(魔)大戦』
作: 宗田 理  絵: YUME 
キャラクターデザイン: はしもと しん

【公式PV】
100秒でわかる!『ぼくらの七日間戦争』&「ぼくら」シリーズ​



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