編集部より
作家の宗田理さんが、令和6年4月8日、95歳でお亡くなりになりました。
突然のことに、児童局・編集部一同、深い悲しみに暮れています。
宗田さんには『ぼくらの七日間戦争』に始まるシリーズ累計2000万部を超える「ぼくら」シリーズや、たくさんの作品をご執筆いただきました。
また角川つばさ文庫小説賞では、第1回より選考委員をおつとめいただき、昨年度の第12回にいたるまで、多くの新人作家誕生にお力ぞえをたまわりました。
宗田さんは、つねに子どもたちを応援し、95歳になってからも新作を書きつづけ、未来の世代への願いを作品にこめられました。そして、ご自身の太平洋戦争の体験をもとに、子どもたちを苦しめる戦争への反対を表明してこられました。
おだやかで明るいご性格と、やさしい笑顔がしのばれます。
宗田理さんの長きにわたる作家活動に最大の敬意と感謝を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
株式会社KADOKAWA
児童局
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